上出惠悟 Keigo KAMIDE
1879年創業の九谷焼窯元である上出長右衛門窯の後継者として、職人と共に多くの企画や様々な作品を制作、伝統の枠に囚われない柔軟な発想で九谷焼を現代に伝える。また個人作家としても活動し、精力的に個展を開催している。
上出惠悟氏は、油画出身の筆力と多彩な九谷の技法を重ね、現代の私たちの生活を取り込んだ作品が作る作家力、過去のものをただ真似するといった今の工芸の問題に真っ向から向かい、豊かな発想力で昔の人と現代の私達をつなげ陶芸を現代にアップグレードする力のある作家さんです、現代美術でも頭角を表しながら、九谷の窯を背負い受け継いだ窯の再構築に挑戦しているところも稀有な存在です。
Biography
1981 石川県能美市生まれ
2006 東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
2010 「KUTANI CONNEXION」(スパイラルガーデン/東京)
2013 「楽園創造(パラダイス)-芸術と日常の新地平-vol.3」(gallery αM/東京)
2016 「熊居樹孔」(Yoshimi Arts/大阪)
2019 「パラミタ陶芸大賞展」(パラミタミュージアム/三重)
「開館15周年記念 現在地:未来の地図を描くために〔2〕」(金沢21世紀美術館/石川)
2020 「瓷板画展 THE HOUSE OUTSIDE THE HOUSE」(t.gallery/東京)
2022 「新蕉」(Yoshimi Arts/大阪)