土岐謙次 Kenji TOKI

 

土岐謙次 Kenji TOKI

漆造形家。京都市出身。京都市立芸術大学美術研究科博士後 期課程産業工芸・意匠修了、博士(美術)。

2002年頃より英国にて3Dプリンターを使った漆造形作品の制作を行う。コンピュテーショナルデザインによる乾漆(麻布を漆で固める伝統造形技法)造形制作の他、建築構造家と共同で乾漆の強度実験を行うなど、古くて新しい漆の可能性を追求している。捨てられるプラスチックの器を漆で作るところは、SDGsを地で行く日本文化の正統な後継者と言える。さらに2013年より宮城県にて東日本大震災後の耕作放棄地に漆を植える活動を行うなど時代を先取りした活動を展開している。

Biography

1969年 京都府生まれ
1996年 京都市立芸術大学美術研究科修了
2002年 文化庁派遣芸術家在外研修員(イギリス)
2003年 The Surrey Institute of Art & Design大学 リサーチ フェロー
2013年 京都市立芸術大学大学院博士後期課程産業工芸・ 意匠 修了・博士(美術)
2019年 宮城大学事業構想学群価値創造デザイン学類教授 主な作品収蔵美術館 Victoria and Albert Museum(イギリス) Canadian Museum of Civilization(カナダ)現:Canadian Museum of History アルゼンチン近代美術館・日本の家(アルゼンチン) メトロポリタン美術館(ニューヨーク・米国)