平川恒太+洸春窯(高島慎一)

Kota HIRAKAWA+KOSHUNGAMA Shinichi TAKASHIMA

茶碗「エンとワ」

コンセプト
タイトルの『エンとワ』は縁、円、和、輪といった茶席の精神や器の形を表します。 伝統的ないっちんの鮮やかな青の模様を水に見立てそこに集う様々な動物たちを描きました。 普通、捕食関係や体格差のある動物は同じ水辺に集まりません。 しかし、この茶碗に描かれる世界では、同じ水辺で捕食関係の動物たちが一緒に水を分かち合います。 千利休の完成したお茶の精神である、茶席の中では身分を気にせず平等にお茶を楽しむといった思いを込めています。ー平川恒太

 

平川恒太+洸春窯(高島慎一)
Kota HIRAKAWA+KOSHUNGAMA Shinichi TAKASHIMA

平川恒太のシリーズの中で、人気のある「森の茶会」シリーズの「エンとワ」が洸春窯の高島慎一の手により、愛らしい抹茶椀になりました。この作品では、お茶会の精神に学び、普段ならば、捕食関係にある動物たちが森の水辺では、仲良くお水・お茶をシェアしている絵柄になっています。争いを嫌い、お互い助け合う姿を茶碗に描き、一期一会の精神を器にしています。