片山雅美　Masami KATAYAMA

片山雅美　 Masami KATAYAMA

1950年京都山科生まれ。高校卒業後、京都市工業試験場で陶芸の基礎を1年間勉強、修了後、陶芸作家叶光夫先生の下で修行するも4か月で死去された。その後京焼窯元「叶松谷」へ、そこでは轆轤師、絵付師等々分業作業で裏方のお手伝い、自分の作品造りは出来なかったが、熟練の職人技を目の前で見る事が出来た1年半、そんな折、叶光夫先生の一番弟子で日展作家の西川實先生のお声がけで深草の工房で住み込み内弟子7年間の修行、陶芸家としての生き方を教えていただき作品造りも許され公募展に出品、作家として活動を始めた。1977年山科で独立。

片山雅美氏の作品は、赤い器の形が、見る人を魅了し、思わず手を触れたくなる衝動に駆られます。触れてはいけないのですが、その衝動を抑えながら見たい作品です。

日展会友/日本新工芸家連盟審議員/京都工芸美術作家協会会員/工芸京都同人

Biography
1970　京都市工業試験場 修了 叶光夫先生 西川實先生に師事
1975　日展初入選～2012年日展特選受賞
1990　国際花と緑の博覧会(政府苑) 出品
2001　京都の工芸 エディンバラ展(イギリス)
2003　大阪成蹊大学芸術学部非常勤教員(2011年まで)
2007「器ごころ食ごころ」～自作に盛る～ 京都新聞夕刊に連載
2012　景徳鎮当代国際陶芸展（景徳鎮市陶磁芸術館）2011年(景徳鎮陶瓷館) 収蔵
2013　京都工芸の精華展 ベトナムハノイ美術館 2019年(中信美術館・ボストン)

その他、個展を東京・京都・滋賀・大阪・神戸・三重・奈良・富山・甲府等各地にて開催

Awards
1980　京都工芸美術作家協会展 知事賞
1982　京都工芸美術展優秀賞 (新人賞‘84 優秀賞‘99)
1983　京展市長賞 (市長賞‘88 楠部賞‘97)
1984　京都工芸美術展 新人賞 受賞 (伊・仏海外研修)
1986　日本新工芸展市長賞 (市長賞‘89 知事賞‘91 等)

その他、買上・収蔵先として京都府 外務省 カウンティ美術館 兵庫陶芸美術館 等