真下彰宏 Akihiro MASHIMO
真下彰宏 Akihiro MASHIMO
京都で竹垣・竹製品を専門に作り続けて70年。竹の名産地である京都・西山の麓に工房を構える。竹工芸技能士の資格をもった職人が作る、時間の経過と共に美しく表情を変える『わびさび』の麗しさを感じられる竹垣が得意。京都の寺院など多くの名所の竹垣も施工しており、伝統産業である竹の魅力を海外へも発信し、実演、展示なども行なっている。近年有力な資源のひとつとして再注目さている『竹』は持続可能な社会の実現に繋がると信じ、新しい製品開発にも力を注いでいる。
長岡長岡銘竹の三代目社長、真下彰宏氏は、横浜生まれの竹垣職人であり京もの認定工芸士。5歳の頃に京都府長岡京市へ移り住み、 「竹」と身近に育った。長岡銘竹株式会社三島一郎(京の名工)に師事し、竹垣製作に従事してきた。主な仕事に、桂離宮、京都迎賓館、 平安神宮、松花堂庭園などがある。氏の興味深いところは、それ以外にも幅広い活動をしている点で、諸外国で竹垣製作や実演・ワークショップをするなど、海外での竹工芸の普及を目指し、竹を使った様々なものを考案しているところにある。今回の力点をうまく使ったボトルスタンドは、コロンブスの卵的な発明に近い。海外で人気が出そうだと思う。
Biography
1950 三島仙一が三島竹材を開業
1964 志を共にする3社が合併し三協竹材を設立
1966 三協竹材から独立し、長岡銘竹株式会社を設立
1990 三島一郎 二代目社長就任
2000 竹の経 竹垣施工
2004 桂離宮枝垣施工
2015 京もの認定工芸士に認定
2016 海外での活動を開始
2021 真下彰宏三代目社長就任
Awards
2009 バンブーデザインコンペ グランプリ
2010 バンブーデザインコンペ グランプリ
2013 バンブーデザインコンペ 奨励賞
2014 竹工芸公募展in京都2014 京都市産業技術研究所長賞
2015 竹工芸公募展in京都2015 佳作