MOYAN

「創られた杜」
明治神宮の杜は人工的に作られたという話はあまり知られていないそうだ。かつて人々が祈りを捧げ、昭和20年4月の空襲では人々の避難場所となり、現在では新種や絶滅危惧種、都内では珍しい動植物を含む約3千種の生物が息づいている。その当時の人々の暮らしに想像を巡らせ、自身の視点から神宮の杜をジオラマで創りそのイメージを絵画に落とし込むことにした。

 

MOYAN

1991年生まれ。埼玉県出身。東京藝術大学大学院修士課程修了。リカちゃんやバービー人形等の象徴的な女児向け玩具としての人形をモチーフにジェンダーや家族観等の問題を取り入れた「人間劇」をテーマに絵画を描いている。主な展示は、un petit GARAGEでの個展「DOLLs」(2017)や「ICON」(2018)、「KUMA EXHIBITION 2018」(スパイラル)など。第3回CAF賞・山口裕美賞(2016)、シェル美術賞2016など、受賞多数。