小林孝亘 Takanobu KOBAYASHI
今回は、繰り返し描いてきた「森」を題材にして絵を描こうと思います。キャンバスは、日本の伝統的な儀礼や芸能で使用されてきた扇の形です。描き始めてみなければわかりませんが、扇面という曲線的な画面での試行錯誤を、真剣に楽しみたいと思います。
小林孝亘 Takanobu KOBAYASHI
1960年東京都生まれ。1986年愛知県立芸術大学美術学部美術科油画専攻卒業。1996年文化庁芸術家在外研修員としてバンコクに滞在。器、枕、森などを題材にした具象的な作品を制作。「小林孝亘展-終わらない夏」(目黒区美術館、2004)、「小林孝亘展-私たちを夢見る夢」(横須賀美術館、2014)、「絵画の庭―ゼロ年代日本の地平から」(国立国際美術館、2010)など国内外の個展、グループ展に多数参加。作品は東京都現代美術館、国立国際美術館等に収蔵されている。