小谷里奈 Rina KOTANI

そのもの自体よりもその周りの空気や情景に興味があり、日常の些細な変化を自然のフォルムを手がかりに描いている。また、岩絵具の混色できない特性を生かし、液晶画面のように画面上で点描の技法で色を混ぜて表現している。その制作過程は日記を書くような、とりとめのないことに思いを馳せ、日々を紡いでいく。

 

 小谷里奈 Rina KOTANI

1984年東京都生まれ。2012年多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻日本画研究領域修了。日本画の画材で点描の技法を用いて制作している。彩鳳堂画廊での個展(2012、2017、2020)のほか、「日中国交正常化40周年記念展」(2012)、「第3回日本画の位相展」(2017)他、国内外にてグループ展多数。主な受賞は、TERRADA ART AWARD優秀賞(2014)、第1回石本正日本画大賞展大賞(2016)、第36回上野の森美術館大賞展優秀賞ニッポン放送賞(2018)他多数。