原良介 Ryosuke HARA
原良介 Ryosuke HARA
1975年神奈川県生まれ。2002年多摩美術大学大学院美術研究科修了。絵の具を重ねていくのが油絵の特徴であるのに、「一層描き」という、できるだけ1回の線で描く方法をとっていて、油絵の具を使いながら、墨絵や書のように重ね描きをしない。そのことによって、非常に新しい表現方法を獲得している。原良介の世界では、草も空気も富士山も人も同じように存在し、等価に並ぶ。そのことが、とても澄み切った絵画を成している。近年開催した主な個展に「projectN36原良介」東京オペラシティアートギャラリー2009年「原良介−絵画への小径−」茅ヶ崎市美術館2012年「天然」ゲルオルタナ2014年「色相の上」円覚寺龍隠庵2017年他。2013−17年多摩美術大学美術学部絵画学科非常勤講師。「気韻生動‐平櫛田中と伝統を未来へ継ぐものたち」(明治神宮宝物殿2021)など。