野田幸江 Sachie NODA

 野田幸江 Sachie NODA

1978年滋賀県生まれ。画家として絵画制作の傍ら、家業である花屋「ハナノエン」で植物に携わり、日常にある植物に触れている。主に、自然の要素を配置する空間的な表現や、営みから生まれる植物作品、庭づくりなどを含めて、循環する生死の感触を探りながら、風景についての創作を⾏なっている。 

野田氏は滋賀県甲賀の、誰も出会ったことがないような花屋『ハナノエン』を経営しながら、鉛筆画などの絵画作品を中心に制作する現代美術家として活動していた経歴を持っている。『ハナノエン』にて花木に携わることにより、お店での販売に加え、個人として植物の造形を作りはじめた。その造形物はどこか居場所がなさげに見えたり、すごく美味しそうに見えたりする。また特徴として、動物や昆虫が作ったもののように見えることが挙げられる。動物や虫が現代アートにしか見えないような作品を作る彼女は、稀有な作家である。 生け込みや、植物による空間づくりなど、様々な場面に植物を添えている。

Biography
2002~ 絵画制作・各所で発表を始める 
2012~ 絵画を含め自然物や植物を扱う野外展示や空間づくりなどの表現を始める 
2017~ 植物による造形を制作・各所で発表を始める 

Awards
2021 ARTISTS' FAIR KYOTO 2021 Akatsuki ART AWARD最優秀賞