清水志郎 Shiro SHIMIZU

清水志郎氏は、京焼の聖地五条坂に生まれ、小さい時から土にふれ、迷いなく陶芸の道に進んだサラブレッドだが、そこに胡坐をかくことなく、土の研究など、立ち止まることのない探究心は自然体でまるで土遊びをしている子供のように楽しげだ。京焼の伝統の上に成り立った実用性の高いものを作るところと、素材への実験魂や実験など両輪を諦めず研磨する姿に、自分の仕事への愛とプライドを感じる。

Biography

1979 清水焼発祥の地五条坂に生まれる 1998年 京都精華大学陶芸コースを卒業する
2002 祖父・清水卯一の下で制作する
2005 父・清水保孝の下で制作する
2010 土を掘ることに目覚める
2012 炭のミニ窯を自作する(以後10機)
2013 京都市松ヶ崎に独立する
2014 掘った土だけで作ることを宣言する
2018 蓬莱登り窯に22年ぶりに火を入れる
2020 蓬莱に仕事場を移す
2021 大土友展開催
2022 拠点を京都から滋賀へ移す