野田拓真 Takuma NODA

京都市生まれ。嵯峨美術短期大学・版画専攻卒業後、京都老舗唐紙工房へ入社。独立を機に滋賀県東近江市へ移住。 妻で図案家の藍子とともに野田版画工房を設立。唐紙の伝統技術に独自の画法を取り入れた紙を製作し、襖・屏風・パネル・壁紙・立体などに展開。図案・デザイン・製作・施工までを手掛けている。年に数回の個展や芸術祭などにも精力的に参加。胸高鳴ったり、静かになったり、まだ見ぬものに想像をめぐらしたり、こころ揺らぐものを生み出したいと、アートと工芸の狭間で日々表現を模索している。

野田版画工房の野田拓真氏は、平安時代が起源の伝統技法「唐紙」を、屏風や襖やパネルなど、オリジナルな現代作品に仕上げています。1000年以上の歴史を持つ唐紙の技法の重厚感を持ちながらも、野田氏が創り出すコンテンポラリーのモチーフやフォルムの軽やかなタッチは、新しい工芸と呼ぶにふさわしい。

Biography
1978 京都市生まれ
2000 嵯峨美術短期大学 版画専攻卒
2006 京都の老舗紙工房へ入社
2011 独立を機に滋賀県近江市へ移住
   妻で図案家の藍子とともに野田版画工房を設立